
おはようございます。
作家の重松清さんは、「苦手」には、相手のことを認めたうえで、自分はそれを受け入れられないというニュアンスがあるといい、「嫌い」は、相手への一方的な拒絶だと言っています。殺伐とした事件の根元には「嫌い」がはびこっているからではないか、と危惧しています。
社内では、
「『嫌い』と思う人は必ずいます。しかし、完全に相手を拒絶するのではなく、認められる部分は認め、『苦手』と思えることが大切だと感じました。そのためにも、寛容な心を持つようにしようと思います」
「今まで意識しませんでしたが、『苦手』のほうが『嫌い』より柔軟性がある言葉に感じます。『苦手』と捉えると、腹が立っても『まあいいか』と思えるのが不思議です。『苦手』のように、思いやりを含んだ言葉を言うように心掛けます」
「私は日常会話で、よく『嫌い』と言ってしまいます。すると相手は無意識に嫌な顔をします。その人のことを言ってるわけではありませんが、よい印象を与えていないことに気づきました。これからは『ちょっと苦手』と言葉を変えてみようと思います。同時に、相手を変えようとせず、自分が変わるように努力します」
という意見が出ました。
日常生活のなかで、不快なことや思い通りにならないことは多々あります。それらに対して自分の気持ちを表すとき、一方的な拒絶になっていないか、相手のことを認めているか、一呼吸置いて考えることが大切です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」