本日の朝礼は「真のサービス」です。

2016年12月8日(木)

おはようございます。

ホンダのNSXという車が、1990年から2005年まで15年にわたって販売されました。今でも部品が製造されており、完全な新品に修理するサービスが続けられています。当時、量産車としては世界初だったオールアルミボディを、開発者が「35年は持つ」と発言したためです。メーカーとして、その責任を果たすべく、このサービスを2040年まで続けるそうです。

社内では、

「友人がメーカーで自動車部品を作っていますが、古い車種の部品も約20年管理しなければならず、大変だと言っていました。お客さまのニーズがあるため、続けているそうです。売りっぱなしにしない姿勢の大切さを学びました」

「住宅や住設機器などは、10年が経過してもメンテナンスに訪れるといいます。製品に責任があるからです。お客さまの立場に立ったアフターフォローを今一度、見直すよいきっかけになりました」

「客の立場としては、よい品を末長く使いたいという思いがあります。しかし、メーカーとしては、新しいものを買ってほしいという要望があるはずです。バランスを保ちながら、両者がうまくいく関係が築ける方法を、自社でも模索していきたいと思います」

という意見が出ました。

 ホンダの創業者・本田宗一郎の言葉に「作って喜び、売って喜び、買って喜ぶ」というものがあります。お客さまに喜んでいただいてこそ技術者冥利に尽きるという姿勢です。目先の利益だけを求めるのではなく、愛着を持ってくれるユーザーの気持ちに応えたいという思いが、ファンを引きつけているのです。お客さまの立場に立った真のサービスこそが、原点です。         

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

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