
おはようございます。
LINE株式会社の元CEO森川亮さんは、ゲーム制作のリーダーをしていたころ、企画した内容がユーザーからよい反応を得られませんでした。新しいことをするという考えは、開発に必要不可欠です。しかし、その理由だけに捉われて、ユーザーが求めていない方向に進むと、開発者の自己満足に終わってしまいます。
社内では、
「開発者などは、ユーザーの声を聞いているといいながらも、自分が作りたい物に走ってしまい、失敗するということを耳にします。お客さま目線に戻すことが大切であり、そのなかに開発者の独創性を盛り込むべきだと思います」
「ヒット商品を生むのは難しいです。ユーザーに受け入れられず、反省することも多々あります。そこで大切なのは、何が足りなかったかをよく考え、成功につながるヒントを見つけることです。それはユーザーの声のなかにあるはずです」
「時代によってユーザーが求めるものは変わります。『月刊朝礼』の原稿も時代のニーズに合わせて変わっていかなければいけないと思います。今の読者が読みたいと感じる内容を敏感に察知して盛り込んでいきます」
という意見が出ました。
森川さんは失敗を踏まえ、ユーザーが求める目の前のニーズにしっかりと応えることに集中しました。丁寧にやり続けることで、新しい開発にたどり着くことができると考えたのです。事業開発は「誰のためにしているのか」という根本に立ち返ることが重要です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」