
おはようございます。
Y課長は、新しい社内キャンペーンの企画をグループのメンバーと作り上げ、部長に提案を預けましたが、しばらくして企画は却下されたと部長から知らせがありました。「社長が決めたことだから」の回答にY課長は納得できず、部長に説明を求めると、社長から直接理由を聞く機会をもらいました。納得のいく回答に、Y課長は、部下たち全員に理由と今後の取り組みなどを説明しました。
社内では、
「私は課長ですが、上司から企画を却下されたときは、とことん理由を聞くようにしています。なぜなら企画を一緒に作った部下に、理由を説明しなければならないためです。少しの改善だけで済む場合もあります。また今後に役立てるためにも、徹底的に確認して、考察し、部下に正しく伝えるように努めていきます」
「私の理想の責任者像は、人間としての器が大きく、公正で、つねに冷静な判断ができる人です。そのような人材になるために、上司と部下の意見をよく聞き、冷静に正しい判断をするよう日々、努力しています」
「上司が忙し過ぎて、さまざまなことを話すことができません。時折、雑談のなかで、企画が通らなかった理由などを聞くことがあります。しかし、Y課長のように部下の立場から、もっと聞くことも大切なのではないかと思います。自分の押しの弱さを再確認した気がします。もっと積極的に上司とコミュニケーションをとって、考え方を理解するようにします」
という意見が出ました。
責任者の仕事は、上から言われたままを部下に伝えることではありません。成功したときも失敗したときも、納得がいくまで理由を追及し、次によい結果を出せるように努力することで、部下から信頼される責任者になれるのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」