
おはようございます。
サントリーホールディングスの社長に就任した新浪剛史さんは、就任から休みなく、社内の拠点や取引先を駆けまわっていたそうです。その年の暮れ、佐治信忠会長から「急いでばかりではいい結果は出ない。堂々と考える時間を取ってこそ、結果的にスピーディーになる」とアドバイスされました。
社内では、
「先輩は仕事がどんなに忙しくても、相談をすると大変なそぶりを見せず答えてくれます。いつも堂々としているので、私も見習って忙しいときほど慌てず悠々とした態度で仕事をしようと思います」
「仕事に追われると焦ってミスをしがちになります。そのようなときこそ、落ち着いて取り組まなければなりません。時間を取ることで、慌てた心理状態も改善できるはずです。心に余裕を持てるよう時間配分をします」
「忙しい日々が続くと空回りして良い結果ができません。そのため、休日は自分の時間をつくるようにしています。平日の忙しさをリセットすることで、考え方が切り替わって新しい発想が生まれやすくなります。英気を養うことも仕事の前進に有効です」
という意見が出ました。
仕事や家庭のことに追われ、息つく暇もなく活動している人も多いでしょう。しかし、時に悠々と構えることも必要です。すると、解決できなかった課題や穏やかでなかった心理状態が改善され、思いがけない発想が浮かび、仕事が前進するかもしれません。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」