本日の朝礼は「プロセスの価値」です。

2016年9月14日(水)

おはようございます。

お客さまの要望はさまざまです。なかには、応えることが困難なものもあります。メーカーでお客さまサービスの電話応対をしているCさんは、対応が難しいときは、すぐに「できません」とはねのけるのではなく、「このように対応しましたが無理でした」と理由を説明するといいます。努力したことを喜ぶお客さまも少なくないそうです。

社内では、

「営業を担当していますが、お客さまとの商談では『できません』とは言いません。まずはいただいた案件を持ち帰り、関係部署とよく検討します。そして、できることとできないことを明確にして提案します。その際、『このような検討をしました』とお伝えするようにしています。すると、お客さまも納得してくださいます」

「先日、時計のベルトの修理に行くと、同じものが廃番になっていました。担当者は各支店に問い合わせてくれ、色違いのベルトを探してくれました。同じものではありませんでしたが、親身な対応に感激しました。私も仕事で、相手の立場に立った応対を心掛けようとあらためて思いました」

「パソコンを使う作業だと何でもできると思われがちですが、なかにはできないこともあります。そのときは、代案を提案するようにしています。努力した過程を伝えながら代案を提案すると、お客さまは信頼してくれます。これからもその姿勢を忘れないように、最善を尽くします」

という意見が出ました。

お客さまから難しい要望があったときでも、まずは「できない」と思わずに取り組んでみましょう。そして、万が一、無理だった場合はその過程を誠実に伝えることが大切です。信頼関係は、そのようにして培われていくのです。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。