
おはようございます。
製造会社の営業部で働くC課長は「すぐ」が口癖です。「この資料をすぐにまとめて」とか「すぐにサンプルを作って」などです。しかし、部下などがすぐに提出しても、使うのが1週間後だったりすることがよくあります。状況を察したLさんが、「本当に急ぎの依頼の場合だけ『すぐ』と言っていただけますか」と伝えました。
社内では、
「人に仕事を頼む場合は、『すぐ』というのではなく、『何日までに』などと日程を明確に決めて伝えることが大切です。そうすると他の仕事と調整しやすくなります。その点に注意して、仕事を依頼するようにします」
「仕事はどれにも期限があるため、全体を俯瞰し、優先順位を付けてスケジューリングする能力が重要です。広い視野を持って仕事を見れば、うまく仕事の段取りが組めると思います」
「部下は上司の依頼を断れませんので、上司が部下に仕事を頼むときは、細心の注意を払うべきだと思います。お客さまの状況だけでなく、部下の仕事の状況も見極め、共に信頼される関係を築けるように、努力していきます」
という意見が出ました。
C課長は、Lさんの言葉から、自分本位に仕事をしていたことに気づき、反省しました。少しくらい切迫した状況に置かれたからといって、周りの人たちに「すぐ」を連発せず、相手の状況を察する視野とゆとりを持つことが大切です。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」