
おはようございます。
ある青年が入社試験の面接で、社長から、「今までに親の体を洗ったことがあるか」と質問され、自宅に帰って母親の足を洗おうと足を握ると、長年の呉服の行商で母の足の裏が固くなっていたことを知ります。毎月送ってもらっていた学費も、親の苦労のたまものだったと、そのありがたさに気づき、感謝の涙を流しました。
社内では、
「一人暮らしをするようになって、初めて親のありがたみがわかるようになりました。自分を大切にしてもらっていることに気づき、あらためて感謝の気持ちを持ちました」
「人は、自分の生活があたりまえを超えた多くの恩に支えられていることに気づきません。しかし、親だけに限らず、日頃からさまざまな恩を受けていることを知り、恩を周囲の人に返したり、送ったりすることが大切だと再確認しました。これからも努力します」
「学生時代、一度だけ、夜中に父親に課題を手伝ってもらったことがありました。そのとき、父親のしわだらけの手を見て、この手に育ててもらっているという実感と、感謝の気持ちが湧いたのを思い出しました。それが今、働く力になっています」
という意見が出ました。
バスや電車に乗れるのは、それを作った人や運転する人がいるから、蛇口をひねると水が出るのは、それを管理する人がいるからです。そのようなあたりまえに思っていることも、誰かの恩恵を受けて、利用できているという感謝の気持ちを持てば、自然に「すみません」や「ありがとう」という言葉が出てくるはずです。そうすれば、きっと明るい人間関係を築くことができるはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」