本日の朝礼は「お願いされる側」です。

2016年6月28日(火)

おはようございます。

Uさんは、自動車関連製品を製造する会社の営業マンです。毎日、販売代理店に通い、営業活動をしています。あるとき、販促キャンペーンを企画し、各代理店の売り上げが比較できる資料を提案したところ、競争が活発になり、各店の店長たちが毎月作ってほしいと頼むようになりました。

社内では、

「営業をしていますが、初めてのお客さまに認めていただくために、初めは仕事の話はしません。何度も通い、雑談などを通じて、会社や個人を信頼してもらい、それから仕事の話をするようにしています」

「営業をしていて、時々、心が折れそうになることがあります。しかし、お客さまのことを親身になって考え、イベントなどにもこまめに顔を出していると、思いがけない形で注文をもらえたりすることがあります。つくづく地道に努力していてよかったと感じるときです。売り上げに直接関係なくても、前向きに取り組むことが大切です」

「営業は、お客さまにお願いばかりするのではなく、相手のモチベーションを上げるようにして、信頼関係を築くことが大切です。そうすることによって、お願いされる相互関係が築けるのです」

という意見が出ました。

製品を売ってくれるようにと、代理店にお願いばかりしていたUさんが、お願いされる側に回れたのは、日頃の地道な努力があったからです。企画の提案はあくまでもきっかけであり、地道な活動こそが信頼関係の礎なのです。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。