
おはようございます。
24時間、至るところで、さまざまな商品が買える自動販売機は、日本独特の文化の1つです。
国によっては、設置するとあっという間に商品や代金が盗まれたり、機器本体が盗まれたりすることが多く、自販機は日本の治安の良さを象徴する製品ともいわれています。
日本で自販機が被害に遭う犯罪がほとんどないのは、幼いころから、人のものを勝手にとってはいけない、人のものをむやみに壊してはいけない、ということを教え込まれているからではないでしょうか。
社内では、
「アジアの国を旅したことがありますが、ほとんど自販機はありませんでした。ある国で1つ見つけましたが、ガイドに『お金を入れても商品が出てこないかもしれません』と言われて使用品の購入をやめました。機械のメンテナンスや商品の補充なども含め、日本の品質の高さをあらためて知り、良い国に住んでいることを再確認しました」
「商店街のなかで継続できなくなった店の前に、自販機が並んでいるのを見かけます。高齢者の副収入源として、設置しているようです。外に金庫を置いているのと同じことですが、お金や商品を盗まれることがないため、高齢者でも安心して置いておけます。自販機の多い地域で気を付けなければならないのは、飲んだ後の空き缶やゴミなどを、きっちりゴミ箱に捨てることです」
「近年、日本を訪れる外国人観光客が急増しています。観光地の自販機には、さまざまな外国語で購入方法が書かれたものが設置されています。しかし、ときどき外国人観光客が自販機を叩いたり、商品ボタンを連打したりするような、マナーの悪い行為を見かけます。そのようなときは、見て見ぬふりをするのではなく、モラルの高い日本人だからこそ、注意すべきだと思います。日本のマナーのよさを外国の人にも学んでもらい、その考え方を自国で広めてもらうことも、日本人としての大きな役目ではないでしょうか」
という意見が出ました。
日本自動販売機工業会によると、国内には飲料自販機が約257万台あり、他の国に比べても屈指の設置数を誇っています。しかし、商品やお金が盗まれることも、自販機自体が盗まれることもほとんどありません。普及し過ぎていてニュースになっていないだけかもしれませんが、やはり幼いころからの道徳教育のたまものだと思います。一人一人が正しい行いをし、モラルを向上する努力を続け、もっと住みよい国を目指しましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」