本日の朝礼は「レジリエンス」です。

2015年10月1日(木)

おはようございます。

レジリエンスという言葉があります。それは「逆境から立ち直る力」のことです。逆境から立ち直るために必要な要素は、次の4つです。

①感情をコントロールする力 …… 何ごとにも一喜一憂せず、感情を制御する力を持つこと。

②自尊感情 …… 課題に対して最初から無理と決めつけず、自分の力を過小評価しないこと。

➂自己効力感 …… 失敗を繰り返すなかでも、少しずつ成長していると感じられること。

④楽観性 …… いつかできるだろうという気持ちを持つこと。

あなたは逆境から立ち直るための要素を持っていますか。

社内では、

「営業をしていると、お客さまからクレームを言われたり、上司から叱責を受けたりすることがあります。しかし、それでダメージを受けているようでは、営業は務まりません。苦しい状況に置かれたときこそ、柔軟な考え方で切り抜けていくように心掛けています」

「私の考え方は、『駄目かもしれないけれど、とにかくやってみよう、なんとかなるさ』です。最初から無理と決めつけず、やってみたら何らかの結論が出るだろうと思って、何ごとも前向きに取り組んでいます。何度も逆境に立ってきましたが、その考え方で切り抜けてきました。これからは、①と➂も取り入れながら、よりしなやかに物事をこなしていきたいと思います」

「人生は逆境の連続で、思い通りにいかないことが普通です。嬉しいこともあれば、立ち直れないほど落ち込むこともあります。しかし、日頃から人生には良いことも悪いこともあるのでそれほど驚かないと考えていれば、大きく心が折れることはないと思います。そうしたなかで失敗を乗り越えると、成長した自分に気づけるのではないでしょうか」

という意見が出ました。

厳しい競争にさらされている現代、心が折れそうになったときに必要になるのが、レジリエンスです。レジリエンスは「精神的回復力」「耐久力」などとも訳される心理学用語で、わかりやすく言うと「しなる心」のことです。それは、逆境に立ったときに役立ちます。仕事でも家庭でも苦しい状況にさらされる場合は多々あります。そのような状況に負けることなく、前向きに、しなやかに乗り越えていく心の持ちようが重要です。これからも強い心を持つために、自分を律していきましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。