
おはようございます。
仕事をしていると、さまざまな制約にぶつかります。「予算はこれだけしかない」「サイズはこれ以下」「必ずこの要素を入れる」など、制約が多すぎて何もできないと思うこともあるでしょう。しかし、制約は言い換えると、創造のきっかけです。
予算であれ、規格であれ、制限があるからこそ、「どうすればいいか」を考えることができるのです。制約がある場合、あなたはどのように仕事に取り組んでいますか。
社内では、
「仕事をするうえで制約があると、『それでは無理です』とか『それではできません』と答えてしまいがちです。しかし、そこで『どうすれば実現できるか』という前向きな気持ちを持つことが大切です。そうすると、制約があっても改善の努力を繰り返し、新しいアイデアが生まれると思います」
「先日、ある会社で『あなたの仕事は、できない理由を考えることではなく、できる方法を考えること』というポスターを見ました。『やったことがない』ならやってみる。『人が足りない』なら改善してみる。『予算がない』なら知恵を絞るなど、制約があればこそ改善策を創る必要性が掲げられていて、自分もやってみようという気持ちになりました」
「仕事では、制約がないと改良などが進まないのではないかと思います。自由に好きなものを作っていいと言われると、ユーザーにとって使い勝手の悪いものになったりします。やはり、ユーザーの要望に応えるために、さまざまな制約のなかで工夫してこそ、魅力的なものが生まれるのではないかと感じます」
という意見が出ました。
株式会社ソニーが1984年に発売したCDプレーヤーの開発には、まず大きさはこれでないといけないという制約があったといいます。当時のゼネラルオーディオ事業部長の大曽根幸三さんは、「技術的にまとめていくとどの大きさにできるか、じゃ駄目だ。この大きさこそ、皆が喜んで使う製品となるのだから」と言いました。そして、1982年の製品の半分以下のサイズの製品が生まれます。制約をのり越え、「どうすればできるのか」を念頭に置いて、仕事に取り組みましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」