
おはようございます。
先日、近くの公園で小学校三年生くらいの男の子が、まだ年若いお父さんに叱られていました。年下の弟を足で蹴ったようです。叱られている間、男の子はずっと下を向いて、その場から逃げ出したいのか、体をよじっていました。すると、そのお父さんはこのように諭しました。
「人が話をしているときは、目も、顏も、体も、心も、話している人のほうを向きなさい。人の話は体と心、全部を使って聞くものだ」
すると男の子は、しっかりと顔と体をお父さんに向けて話を聞き、弟に「ごめんね」と謝りました。
その親子のやり取りを見て、自分は家族や友人、職場の部下や後輩の話をきちんと聞いているか、あらためて反省させられました。
社内では、
「人の話を聞くときは、言葉だけではなく、相手の表情や態度にも注意するようにしています。しっかり相手に向き合えば、その人が本当に伝えたいことがわかります」
「一生懸命に話をしたのに、言いたいことが伝わらず、残念に思った経験があります。おそらく私の心が相手に向けられていなかったからだと思います。今後は話をするときも、相手に対して体と心を全部使っていきます」
「相手のことを思って人を叱る場合、大きな覚悟が必要です。このお父さんのように逃げずに相手に向かい合う気持ちがあって、初めて思いを伝えられると思います」
という意見が出ました。
気持ちを伝え合うためには、話すほうも聞くほうも、しっかり相手に向き合う必要があります。「あなたに伝えたい」という思いと、「あなたを知りたい」という思いがお互いの心を動かし、信頼関係を生み出します。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」