
おはようございます。
肥前国平戸藩の第9代藩主、松浦清の剣術書『剣談』には、このような言葉があります。
「勝に不思議の勝あり。負に不思議の負なし」
これは「勝負に負けるのは、負けるだけの要素、理由が必ずある。勝ったときは勝ったときで、負けにつながる要素が、必ずしもなかったとはいえない。いずれにしても、負けの要素をそのままにしてはならない」という意味です。
私たちの仕事でも同じことがいえます。仕事がうまくいかなかったときは、その原因を分析し、問題点を整理し、次の仕事にその結果を生かさなければいけません。また仕事がうまくいったときも、その裏側に隠れているリスクを見つけ出すことが重要です。
日々、反省と改善を繰り返すことで、仕事の質はどんどん高まっていきます。
社内では、
「失敗したときはその原因や理由を考えますが、成功したときはあまり考えていませんでした。今日からは成功したときこそ、その原因や理由を考え、次の仕事に生かしていきたいと思います」
「仕事が終わった後、いつもこれでよかったかと自己反省しています。うまくいった点、そうでなかった点を見直すことで、次の仕事の成功確率を高めています」
「仕事がうまくいったときも、うまくいかなかったときも、結果や原因をチームや部署の仲間で共有しなければいけません。全員で改善していくことで、会社全体の仕事の質は上がっていきます」
という意見が出ました。
日々の反省と改善は、個人だけでなく、チームや部署、会社全体で行うことで、組織の力が高まり、より大きな力を生み出すことができるようになります。仕事を振り返る習慣を身に付け、仕事の質を組織全体で高めていきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」