おはようございます。
どのような会社にも、必ずその会社独自のルールがあります。極端な例では「『お疲れさまです』と発言してはいけない」、「残業をすると罰金を払わなければならない」というルールもあるようです。しかし、まずは「郷に入っては郷に従え」というように、そのルールを遵守することが必要です。実践しなければ、説明されても理解できないこともあるからです。
経営の神様と呼ばれた松下幸之助は、このような言葉を残しています。
「塩の辛さ、砂糖の甘さは学問では理解できない。だが、なめてみればすぐ分かる」
この言葉のように、会社の独自ルールの本質がわからなくても、実際に従ってみると、思わぬ理由を発見することも多々あります。またそのルールが社会常識から外れている場合や、業務に差し障りがあることであっても、鬼のように角を立てて拒否するのではなく、まずは上司に相談し、それを改善するための提案をするのがよいでしょう。
社内では、
「会社のルールについて疑問を感じても、まずは実践することが大切です。そしてどうしても納得できなければ、上司に相談し、改善することで、和を保ちながらよりよい職場をつくれると思います」
「当初は朝礼もなく、挨拶もしない会社でしたが、朝礼と挨拶を実践し、その意味を考えながら継続していくと、社員全体のレベルが上ったように感じます。本文内にある『鬼のように角を立てて』という表現が、節分を連想できて面白かったです」
「飲食店の教育に、古典芸能の『守・破・離』を採用する店舗があります。まずは店のルールを遵守した後、新しい方法を取り入れて考え、それを打破し、さらにそこから離れて新しいものをつくり、また新たにそれを守っていくということです。ますば、ルールに従うことが大切です」
という意見が出ました。
理不尽なルールを受け入れることは、なかなか難しいかもしれません。しかし、まずはそれを受け入れ、自分なりに疑問を感じたことがあれば、メモを取り、改善提案していくとよいでしょう。それにより、自分自身が飛躍的に成長し、会社もさらに発展するはずです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」