おはようございます。
幕末期に松下村塾の主催者として活躍した吉田松陰は勉強についてこのように述べています。
「凡そ学をなすの要は己が為にするあり。己が為にするは君子の学なり。人の為にするは小人の学なり」
これは「学問をする上で大切なことは、自分を磨き高めることにある。自分のためにする学問は、しっかりした人間を志す人の学である。人にほめられるためにする学問は、とるに足らない人の学である」という意味です。
つまり松陰の言葉に従えば、勉強とは誰かにほめられる、何かの役に立つ、お金をもうけるために行うものではなく、自分を磨き自分を高めるために行うものだということです。
この言葉を忘れず、自らを磨く勉強をしていきましょう。
社内では、
「学校に入るため、資格を取るため、就職するために勉強をしていましたが、それは松陰の教える学問ではないということを知り、はっとさせられました。自分を磨き、高めるために行う学問は難しいですが、人生の課題として実践していきます」
「勉強の意味を子どもに尋ねられたことがあります。そのときは上手に返答できなかったのですが、次からはこの言葉を伝えるようにし、また私自身も子どもとともに勉強していきたいと思います」
「自分を高めるための勉強とは何かを考えると、やはりそれは心の勉強だと思います。相手のことを思いやり、自分の品性を高める。あらためて考えると、とても大きな道のりですが、一歩ずつ前進していきます」
といった意見が出ました。
「勉強をしなさい」と言ったり、言われたりしたことがある人は多いと思いますが、そもそも勉強をどうして行うのかということを考えると、その本質が見えてくると思います。
自らを磨き、高めるために、これからも勉強をしていきましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」