
おはようございます。
ビジネスマンでありながら、教育改革にも関わる藤原和博さんは、自著『新しい道徳』の中で、現代社会について、このように述べていました。
「現代社会は生きやす過ぎる。戦いや飢えはない。生命の危機が感じられないから、必死に生き抜く切迫感はない。何のために生きるのかが見えにくくなっている。あまりにも『生きやすい』からこそ『生きにくい』のだ」
これは10代の若者に向けて書かれたそうですが、「何のために生きるのかが見えにくくなっている」のは、若者に限らないと思います。
人生の主人公はあなたです。だからこそ、周りに流されることなく、自分で決断し、実行することで、人生を主体的なものにし、生きている実感を手にしましょう。
社内では、
「便利な世の中になりましたが、ヒシヒシとしびれるような『生命』を感じることは、ほとんどなくなったように思います。人はハードな局面を乗り越えることで、強くなり、大きくなっていきます。便利さも大事ですが、ハードなことにチャレンジすることは忘れてはいけません」
「どんなものであれ、真剣に取り組めば、必ず山があり、谷があり、危機があります。毎日が平坦に感じるのは、まだまだ真剣に、必死に取り組んでいないからだと思います。目の前のことに一生懸命になれば、日々は充実していきます」
「人生は誰であっても一度限りです。だからこそ人生を充実させるには、自分で考え、決断し、実行することが大切です。生きている実感を手にするには、主体的に自分の人生をコントロールしなければいけません。そのような生き方を目指したいと思います」
という意見が出ました。
また藤原さんは、生きている実感を得るための方法をこのように述べています。
「日常生活の中で、意識的に危機を演出する。たとえば、やっていけるかどうかわからない世界にチャレンジしてみる。ただし、仲間を募らず、1人で決断し、実行すること」
10代の若者に向けた言葉ですが、大人になってもチャレンジする心を忘れず、新しいことに取り組めば、きっと生きている実感を得ることができるはずです。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」