
おはようございます。
本日の朝礼は「お天道さま」です。
シャンカール・ヴェダンタムは自著『隠れた脳』で、以下のように述べています。
「善悪の概念は、教科書や法律によって身に付くのではない。倫理や道徳の大半は、古いルールから、私たちがすくい上げているのかもしれない」
著者が指摘しているように、教科書や法律に書かれていなくても、私たちが守るべきルールはたくさんあります。たとえば、挨拶をする、年長者を敬う、弱い者いじめをしないなどです。
また日本では昔から、お天道さまが見ているという表現を使い、子どもに道徳教育をしてきました。誰かが見ている、ということを子どもに意識させることで、誰も見ていなくても道徳的に振る舞う訓練をさせてきたのです。
昔からのルールは、親が子どもにしっかりと教えていかなければ、次第に失われてしまいます。両親から受け継いだルールを次世代にきちんと伝えていきましょう。
社内では、
「子どもに特別意識をして道徳教育をした覚えはありませんが、子どもは親を見て育つものだと実感しています。今は子どもも大人になりましたが、その振る舞いや考え方は、まるで自分自身を鏡で映したような気がします。ただ、その中でも気になることはあります。それは私自身の欠点でもあるのかなと反省しつつ、今日をきっかけに子どもと話をしたいと思います」
「子どもにとって親は絶対的な指標ではないかと思います。親が善い行いをしていれば、子どもの道徳心も高くなり、その逆もまた然りだと思います。一度、道徳心のベクトルが緩んでしまうと、それを取り戻すのは簡単なことではありません。子どもはもちろん、他の人の手本になれるよう、自らの振る舞いを見直したいと思います」
「善悪の概念をもとに法律などは定められていると思います。殺人罪や窃盗罪も、ただの損得勘定だけではなく、そこに社会のルール、昔から受け継がれてきたルールがあるから、成立していると思います。人間にとって普遍的なルールをしっかりと学び、子どもが生まれたらきちんと伝えていきたいと思います」
という意見が出ました。
私たちは明文化されていない古いルールを守ることが当然だと感じています。またそれと同時に守らない人に違和感を抱くのは、私たちがそれらを両親から受け継いでいるからです。自らが教えられたルールをしっかりと実践し、次の世代につないでいきましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」