今日の朝礼は「わかっているはず」です。

2014年5月21日(水)

おはようございます。

上司からすれば「わかっていて当然だ」ということであっても、いきなり「どうなっている」と聞けば、部下は答えられないこともあると思います。「どうしてそんなことも確認していないんだ」と怒る気持ちもわかりますが、部下の立場からすれば「いきなり『そんなこと』言われても」という思いもあります。これはどちらかが悪いというものではなく、お互いに事前の確認をしていないことが問題の本質です。「わかっているはず」という思い込みで話を進めるのではなく、事前にきちんと内容の確認を取りましょう。そうすればミスを防ぐことができ、また仕事をスムーズに進められます。

社内では、

「思い込みで仕事を進めてしまうと、偏った考えになったり、お客さまの思っているものと違うものになったりしてしまうことがあります。1つ1つを確認するのは大変面倒ではありますが、より質の高いもの、よりスムーズに仕事を進めるためには、その確認こそが大切です」

「上司や部下だけでなく、取引先やお客さまでも同じことは起こり得ます。双方の知識量や経験、常識や認識のずれは必ずあります。それらのずれを打ち合わせや話し合いで修正していき、それらを共有してから仕事を進めればミスはなくなると思います。事前確認をしっかり行い、仕事に取り組んでいきます」

「事前にきちんと確認を取っていたとしても、あとで『言った・言わない』という問題になることはよくあります。だからこそ、きちんとメモを取り、大切なことは文書にしてお互いに共有することが大切です。今であればメールを一本送付しておけば、その問題はほぼ解決できます」

という意見が出ました。

言わなくてもわかっているはず、ということは仕事においてマイナスになることが多々あります。お互いにしっかりとコミュニケーションを取り、役割や重要ポイントを確認、共有することでミスを防ぎ、質の高い仕事をしていきましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。