本日の朝礼は「比べない幸せ」です。

2014年3月27日(木)

おはようございます。

私たちはつい自分と他の人を比べてしまいます。あの人には勝っている、あの人には負けているという具合です。しかし、面白いもので、仮に誰かに勝ったとしても、必ずしも幸福にはなるとは限りません。また負けたとしても、絶対に不幸になるとも限らないのです。能力や結果に優劣はありますが、幸福には優劣をつけることはできません。幸福か不幸かは、自分の心で、自分自身が決めるのです。

社内では、

「生きていく中で人との勝負を避けることはできません。その中では勝つこともありますが、負けることもあります。ただ人生という自分自身との勝負は、最後の最後まで勝敗はわかりません。だからこそ、手を抜くことなく、今この瞬間に精一杯努力しなければいけません。最期の瞬間に『幸せだったな。ありがたいな』という気持ちになれるように、生きていきたいと思います」

「幸せは人と比べるものではないことはわかりますが、どうしても比べてしまう自分がいます。たとえば花粉症の人がくしゃみをしたときに、『自分は問題なくてよかった。ありがたいな』と思うことがそうです。本来であれば、普段から自分の健康に感謝をしなければいけませんが、健康なときは、それがあたりまえになってしまいます。人と比べることなく、感謝できる心を育てていきたいと思います」

「幸福か不幸かは、他人が判断するものではありませんし、また他人に判断を委ねるものでもありません。自分で決めるものです。幸福であれば、周囲の人や環境に感謝し、また不幸であれば、自らの努力によって、その状況を変えなければいけません。幸福か不幸を決める物差しは、自分の心の中にしかありません」

という意見が出ました。

アケメネス朝ペルシアの初代国王であり、古代エジプトを除く全ての古代オリエント諸国を統一して空前の大帝国を建設したキュロス2世は、このような言葉を残しています。

自分自身を幸福だと思わない人は、決して幸福になれない

今より約2500年前から、「幸福は自分で決めるもの」ということが指摘されています。それでも、この言葉がまだ残っているということは、やはり人にとって、幸福を自分で決めることは越えがたい大きな問題なのかもしれません。しかし、だからこそ、私たちはそれに挑戦しなければいけないのです。あなたは今、幸せですか?

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。