おはようございます。
「おひなさまを早く片付けないと、結婚が遅れる」とよくいわれます。これは「片付けもできないようでは、良い嫁になれない」とのことですが、もう少し別の意味も含んでいます。母親が娘に人形の飾り方や片付けの方法を教えることは、日本文化の継承です。また片付けの作法を子どもにきちんと伝える役割もあります。そして、幼いころからきちんとした作法が身につくような家庭で育てば、早くに一人前の女性になり、良縁に恵まれる可能性が高くなるということです。つまりは、家庭の躾が子どもの一生を決めるということです。
社内では、
「日本の催事や文化はきちんと子どもたちに継承してきました。この週末は少し早いですが、娘夫婦、息子夫婦、孫たちとひな祭りを行いました。おひなさまを飾り、ちらし寿司を食べ、はまぐりのお吸い物をいただき、甘酒を飲む。あたりまえのことですが、それこそが大切なことです」
「最近はひな祭りを始め、多くの季節の催事がだんだん商業イベント化している気がします。それ自体は悪いとは思いませんが、その催事、文化、行事がもつ意味をきちんと知ることが大切だと思います。子どもができれば、一つ一つの催事を大切にし、日本人の心を育てていきたいと思います」
「全ての基本は家庭の躾にあると、大人になった今は特に実感しています。子どものときに親から教えられた基本的なことは、今の私の行動規範になっています。また私を通して、周囲の人は私の育ってきた環境を推し量ります。そこで『親がきちんと教育しなかったんだな』などと恥ずかしいことを思われないように、自分を律したいと思います」
という意見が出ました。
日本の文化を学ぶだけでは足りません。自らが準備し、ともに楽しむことで、子どもたちの中に、文化や催事を大切にしようという意識が芽生えてきます。次世代を担う子どもたちにしっかりと、日本の心を教えていきましょう。
今日もみんなで「ついてる! ついてる!」