本日の朝礼は「グッド・ニュース」です。

2014年2月6日(木)

おはようございます。

新聞やテレビに取り上げられるニュースは悲惨な事故や事件が多く、また私たちの印象にも残りやすくなります。しかし、世の中はそんなに悲惨な事故や事件に囲まれているわけではありません。花が咲いた、子どもが生まれた、虹が出た……。私たちの周りにはたくさんのグッド・ニュースがあります。むしろそちらの方が多いと思います。あなたはグッド・ニュースに気付いていますか。

社内では、

「『犬が人を噛んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる』という言葉があります。これは珍しいことはニュースになりますが、日常的なことはニュースにならないという意味です。だからこそ、マスメディアでは通常起こりえない、悲惨なことがよく取り上げられます。人間性を高めるには、悲惨なものに触れるよりも、たとえ日常的なことであっても、小さな良いことを積み上げるべきだと思います」

「人は日常的に触れているものに敏感になります。たとえば自分の奥さんが妊娠をすると、世の中に妊婦の人が増えるように感じます。これは妊婦の絶対数は変わりませんが、自分の意識が妊婦に対して敏感になったから起こる現象です。これは悲惨なニュースにも当てはまります。悲惨なものに触れていれば、悲惨なものに敏感になりますが、グッド・ニュースには段々と気付きにくくなります。グッド・ニュースに敏感になるためには、グッド・ニュースに普段から触れることが大切です」

「最近はソチ五輪でのメダル予想のような明るいニュースが、新聞やテレビで取り上げられています。しかし、その反面、ソチ五輪に関連したテロのニュースも多く取り上げられます。プラスの話のマイナス面はメディアでも取り上げますが、マイナスの話のプラス面はメディアでは取り上げません。物事には必ず2つの側面があるはずです。マイナスの話の裏側に隠れているプラス面にも目を向けるべきだと思います」

という意見が出ました。

ニュースには「普通でないこと」が取り上げられます。しかし、多くの人の日常は至って「普通」です。ご飯を食べて、仕事をして、明日に備えて眠ります。これではニュースにはなりませんが、この「普通」にはたくさんの幸せが詰まっています。ともに生きる家族がいること、ともに働く仲間がいること、健康で毎日過ごせること、信頼できる友人がいることなど、「普通」には数えきれないほどの幸せがあります。人生を有意義に過ごせるかどうかは、そのことに気付けるかどうかです。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

月刊朝礼

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。