ビジネスのマナー・レッスン 新入社員必見! 

(『月刊朝礼』連載 「マナー・レッスン」より)

新入社員はもちろん、ベテランでも意外と知らないことも多いビジネスマナー。
社会人としての基本のマナーは、お客さまへのおもてなしや、職場でのコミュニケーションにも重要です。
形式だけでなく、マナーの意味をしっかり理解し身に付けることで、お客さまや上司、仲間からの信頼を得ることができます。挨拶はもちろん、接遇や身だしなみ、電話応対など今さら聞けない基本のマナーをあらためて確認しましょう。


【基本のビジネスマナー➀】名刺交換のマナー

名刺交換は、ビジネスでは欠かせません。スマートな名刺交換で人脈を広げましょう。

ビジネスでは初対面の人に会ったときは、名刺交換をするのが基本です。名刺はビジネスマンにとって、重要なビジネスツールであり、その人の「顔」といっても過言ではありません。交換した名刺は、丁寧に扱うように注意しましょう。
スマートな名刺交換や自己紹介ができるかどうかで、あなたのビジネスマンとしての第一印象が決まります。その後の商談をよりスムーズに行うためにも、名刺交換のマナーを確認しましょう。

名刺交換の基本マナー

名刺交換は、必ず立って行います。会社名・所属部署、氏名を、はっきりと名乗りましょう。相手の正面に立ち、名刺の正面を相手に向け、両手で差し出します。名刺を受け取る際は、相手に視線を合わせて「頂戴します」と一言添え、必ず両手で受け取ります。受け取った名刺は、胸の位置から下げないように注意します。
相手と同時に名刺を差し出してしまった場合は、右手で自分の名刺を差し出し、左手で相手の名刺を受け取ります。ただし、受け取った後は、必ず両手で持ち直しましょう。
相手の名刺にすぐに目を通し、氏名が読めない場合は、「失礼ですが、どのようにお読みすればよろしいでしょうか」と尋ねます。

TPOに応じたマナー

テーブル越しの名刺交換は避けるのがマナーです。やむを得ない場合は、「テーブル越しで申し訳ありません」と一言添えた上で、名刺交換をしましょう。
名刺は下の立場から上の立場に差し出すのが基本で、通常は 訪問者から先に渡します。お客さまを訪問した場合、上司と一緒なら上司が先に交換します。相手が複数いる場合は、立場が上の人から順に交換していきましょう。
受け取った名刺は、すぐにしまわず、テーブルの上に並べます。1枚であれば自分の名刺入れの上に置くと丁寧です。複数の名刺を受け取った場合は、役職順や席順に並べると、名前を間違えずスムーズに会話を行うことができます。
交換のタイミングを逃してしまった場合は、相手の話が終わるのを待ち、「ご挨拶が遅れました」と一言添えた上で、名刺を差し出しましょう。


【基本のビジネスマナー②】敬語の正しい使い方

多くの人と円滑なコミュニケーションを取るために、言葉遣いは特に重要です。

さまざまな年齢や立場の人が集うビジネスの場では、言葉遣いのマナーはとても大切です。
職場では、相手への敬意を示すため、敬語を使うのが基本です。
敬語には、尊敬語・謙譲語・丁寧語の3種類があり、状況に応じて使い分ける必要があります。さらに、社内と社外で表現が違う場合があるので注意しましょう。敬語はさまざまな人とのコミュニケーションを円滑にしてくれます。苦手意識を持たず、積極的に身に付けましょう。

敬語の種類

3種類の敬語のうち、尊敬語は、相手の行動や状態に敬意を表す言葉です。たとえば、「来る」は「おいでになる」に、「帰る」は「お帰りになる」に、「言う」は「おっしゃる」になります。主に、お客さまや、目上の人に対して使います。
謙譲語は、自分の行動や状態をへりくだった表現にすることで、相手への敬意を示します。たとえば、「行く」は「参ります」に、「帰る」は「お暇します」または「失礼します」に、「言う」は「申します」になります。尊敬語と同じく、お客さまや、目上の人に対して使います。
丁寧語は、立場の上下に関係なく使います。語尾に「です」「ます」を付けたり、「お茶」「ご家族」など、「お」「ご」を付けて表現を丁寧にします。

二重敬語に注意

二重敬語とは、敬語を重ねることをいいます。相手に敬意を表すことを目的とする敬語ですが、過剰になると逆に不適切な表現となるので注意が必要です。
たとえば「お帰りになられました」は、「お帰り」と「られました」という敬語表現が重なっているため、二重敬語となります。正しくは、「お帰りになりました」「帰られました」と表現します。
また、敬称においても、表現が重なることは不適切です。たとえば「社長さま」というのは過剰な表現です。「社長」「部長」など、肩書は敬称となるため、「さま」は不要となります。
「お召し上がりになりますか」「お伺いします」など、一般的に容認されている二重敬語もありますが、「召し上がりますか」「伺います」が正しい表現です。


1984 - 2021 Copyright © コミニケ出版 All Rights Reserved.

社員は、有意義な朝礼を求めています!!
株式会社コミニケ出版では、2015年8月から9月にかけて、朝礼に関するアンケートを実施。1169人から回答がありました。

chourei_data_01_02