本日の朝礼は「挫折の効用」です。

月刊朝礼_コミニケ出版_20160122おはようございます。

明治時代に活躍した作家の幸田露伴は、随筆のなかで、行き詰ったときの対処法を、次のように書いています。

「原稿を書いているときに行き詰まることがある。一語一句出ないときこそ、文章の最も魅力的な味わいが生まれるのだ。行き詰ったときこそ発奮しなければいけない」

精神科医の斎藤茂太さんは、これを読み、「『文章』を『人生』に変えてもあてはまる」と言います。仕事で失敗したり、人に悪口を言われたり、友人に裏切られたりして、自分は駄目な人間だと自己嫌悪に陥ることは誰でも経験することです。しかし、そのような感情にいつまでもとらわれるのではなく、何とかして前に進むことが大切です。

社内では、

「仕事や日常生活のなかで、挫折を味わうことがあります。挫折に耐え切れず、病気になってしまう人もいれば、なにくそと踏ん張って立ち上がる人もいます。私は大学受験で失敗して、くじけそうになりましたが、そこで努力し、乗り越えて今は元気に働いています。失敗を乗り越えた経験が、今に生きています。挫折したときこそ、発奮して頑張っていこうとあらためて思いました」

「仕事で失敗して落ち込んでも、次に何をすべきかが明確にわかっていると立ち直りやすいです。しかし、答えが見えないときはなかなか立ち直りにくいので、つらくなります。そのようなときは周囲の人に意見を聞いたり、過去の事例を調べたりして、前向きに取り組むことが大切です。そうすると、少しずつでも何をすべきかが見つかると思います。挫折したときこそチャンスだと考えて、前進していきましょう」

「文章を書く仕事をしていますが、さまざまな資料や書物を読んでも、全く書けないときがあります。考え過ぎると、行き詰ってしまうのです。しかし、さまざまなことを考え、こつこつと書いていると、ふと文章が書けるようになったりします。試行錯誤し、小さな努力を積み重ねていると、いつかゴールにたどり着けるのです」

という意見が出ました。

斎藤さんは「人生とは白い原稿用紙に言葉を紡ぎ出すように、不完全な人間が、完全という永遠のテーマに向かって、力を合わせて歩く旅だと思う」とも述べています。精神科医として多くの人を見てきた斎藤さんならではの視点です。時に、失敗や悪口、裏切りなどで心を悩ませることはあるでしょう。しかし、人間は弱いものであり、不完全なものです。一人で悩まず、周りの人の助けを得ながら、気持ちを立て直し、ゆっくり歩んでいきましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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