本日の朝礼は「衣食断って」です。

月刊朝礼_コミニケ出版_20140718おはようございます。

「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。これは「生活に余裕ができて、初めて、道徳心が高まり、礼儀や節度をわきまえられるようになる」という意味です。
子どものころ、Fさんはこの言葉を聞いたときに「足りて」を「断って」だと勘違いしていました。しかし、Fさんは、今、マナーの悪い人を見ると、子どものときの自分に向けて、こう言いたくなるそうです。

「世の中には衣食が足りていても、礼節を知らない人はたくさんいる。あのときの君は、実は正しかった気がするよ。そのような人たちには、衣食を断つほどの厳しい修行が必要なのかもしれないな。でも、東日本大震災の被災地では、衣食が不足していても礼節を知る人がたくさんいた。もしかしたら、一度きちんと礼節を身に付ければ、衣食が足りなくても、人は礼儀や節度をわきまえられるのかもしれないね」

社内では、

「街を歩いていると、マナーの悪い人はたくさんいます。歩きタバコ、ポイ捨て、電車内での電話、つばを吐くなど、数え上げればキリがありません。しかし、自分はどうなのか、と振り返ったときに、きっと私も意識していない部分でマナー違反をしているかもしれません。客観的に自らを見つめることを忘れず、礼節をわきまえる人になっていきたいと思います」

「『衣食足る』ということは、もしかしたら、それらに感謝の気持ちを持つということではないでしょうか。衣食は上を見ればキリがありませんし、下を見てもキリがありません。今の日本では文字どおり衣食が『足りていない』人はあまりいないと思いますが、礼節を知る人はまだまだ『足りていない』状況です。あたりまえにある衣食に感謝し、その心が他者を思いやる気持ちにつながるのではないかと思います」

「子どものころ、穴が開いた靴下や破れたシャツを捨てるときに、『ありがとうって言いなさい』と母親からよく注意をされました。その結果、今でも、服を処分するときは『ありがとう』と言う習慣が残っています。今までは『ものを大切にする』ことの教えだと思っていましたが、それだけでなく、『今あるものに満足する』ことも教えられていたのかな、と思います。衣食が足りていることを自覚し、礼節を知る人になっていきたいと思います」

という意見が出ました。

「衣食足りて礼節を知る」は、中国の春秋時代における斉の名宰相・管仲の言行録「管子」の中にある「倉廩実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る」が由来になっています。これは「生活が豊かになれば、道徳意識は自然と高まるものであり、衣食が十分であれば、自分の名誉や恥を重く捉えるようになる」という意味です。言葉の意味を十分に知り、自らを高めていきましょう。

今日もみんなで「ついてる! ついてる!」

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