おはようございます。
平安時代初期の僧で、真言宗の開祖である空海は、「聖君が人を使うにあたっても、その人の性質を奪うことなく、その人に合ったところを得させるものである。だからこそ、曲がったところも、真っ直ぐなところも、使用するにあたって失うことなく、賢者も愚者も、その人の器次第で功績を上げるのである」という文章を残しています。
社内では、
「上司は、さまざまな部下の性格や特性を見抜き、よい部分を伸ばして、苦手な部分を底上げする力が必要です。そのような視点で部下を見て、適材適所を心掛けています」
「他人の特性を見ることも大切ですが、まずは自分の特性を知ることが重要です。仕事では自分の特性を伸ばすことが求められるため、自分がどのようなことに向いているのか、どのような強みがあるのかなどを今一度、見直すつもりです」
「その人に合った仕事を与えられることが理想ですが、そればかりでは仕事は回りません。仕事は誰かがしなければなりません。そのためには、各個人が自分の持ち味を伸ばし、さまざまな仕事に対応できる力を付けることが必要です。それは、上司の仕事でもあると同時に、自分で気づくべきことでもあると思います」
という意見が出ました。
職場や日常生活では、部下や後輩、子どもをよく観察することが大切です。たとえば、同じ作業を根気強く続けることができるとか、人と話をするのが好きなど、性格は千差万別です。その人に適した指導をして、その資質を最大限に生かすことが大切です。さらに自分の特性にも目を向けて、今一度自分の得意なものは何かを見直してみましょう。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」
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