おはようございます。
本日の朝礼は「素敵なレストラン」です。
アルバイト学生の就職が決まり、退職することになりました。退職の日、感謝の気持ちを述べる学生に、店長は、感謝の気持ちを込めてトイレ掃除をするように指示しました。彼女がトイレ掃除をする間に、店長はお客さまにバラの花を渡し、今日で辞めるアルバイトがテーブルを回るので渡してほしいと頼みました。掃除を終えた学生は、店長に言われるままテーブルを回ると、ねぎらいの言葉とともにお客さまからバラの花が渡されたのです。
社内では、
「企業は、人材育成が基本です。従業員や部下の性格や資質を見抜き、その人を生かせる経営者や上司は、よい会社や部署をつくることができます。時には厳しい指導が必要ですが、働く人に対する思いやりや温かさを示せば、従業員や部下は気づき、素晴らしい職場になるのです」
「学生時代にアルバイトでこのような貴重な体験をすると、社会人になってからもお客さまはもちろんのこと、同僚を大切にする思いやりの心を持つことができます。その姿勢は上司にも伝わり、職場の環境はきっとよくなるはずです」
「経営者が従業員全員に均等に愛情を注げればよいですが、人によって対応に差が出る場合があります。そのようなところから社内にひずみが起こり、社内全体の雰囲気に影響を及ぼすことがあるため、経営者は一人一人をよく観察し、従業員を大切にする心遣いを持つことが大切です」
という意見が出ました。
店長のアルバイトに対する思いやりの気持ちは、お客さまに伝わり、また来たい素敵なお店という印象を与えました。店長の働く人に対する心遣いが、良い店の雰囲気を作っているのです。大切にされた記憶は、学生が社会人になり、上司になって部下を持ってからも発揮されるはずです。人を大切にする組織は、ますます伸びていくのです。
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」
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