本日の朝礼は「僕の楽屋」です。

2016年10月18日(火)

おはようございます。

ある企業の社長は、社長室を設けず、社員たちが働いている場所の真ん中で執務をしています。社員のなかにいると、社内の雰囲気をつかみやすく、自分がどのように動けばよいのかがすぐわかるといいます。社員に話し掛ける機会も増え、風通しもよくなったそうです。

社内では、

「お客さまを訪問した際、会議室では話が進まなかったのに、エレベーターホールでの雑談で会話が盛り上がったことがありました。場所を変えることで、お互いの気持ちや視点が変わったのだと思います」

「上司と部下が同じ空間で仕事をすることで、お互いの理解が深まります。仕事を円滑に進めるためには、時にはまとめ導く立場の人が、下におりて多くの人に近づくことが大切です」

「上司が部下の視点を持つことは、とても素晴らしいことです。ただ、部下も同時に上司の立場を考え行動をするなど、両者が歩み寄ることが重要だと思いました」

という意見が出ました。

演出家の蜷川幸雄さんは「僕の楽屋は、劇場の廊下です」と言っていました。気づいたことを俳優にすぐに伝えるため、常に廊下に陣取っていたのです。同じ仕事をしていても、立場が違うと、見えるものが違ってくるものです。自分のいる場所を変えてみるなど、視点を変えることで、抱えていた問題を解決するヒントが見つかるかもしれません。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。