本日の朝礼は「トロイアの城」です。

2017年3月31日(金)

おはようございます。

古代ギリシアの遺跡、トロイアの城を発掘した考古学者のハインリッヒ・シュリーマンは、多くの苦難を乗り越えて夢を実現させた人物です。子どものころ、父親に読み聞かせてもらった「トロイア戦争の物語」に出てくるトロイアの遺跡を発掘する、という夢をかなえるために、伝説の都市は実在すると信じ、必死に資金を稼いで、研究調査に励みました。信念を持ち、努力を続けることで、実に42年の歳月をかけてその存在を証明したのです。

社内では、

「幼いころに思い描いた夢や目標は、当初は漠然としたものですが、年をへるごとに困難であることがわかってきたり、考え方が変わったりして、諦める選択をすることもでてきます。しかし、『夢を実現する』という強い信念に基づいて努力すれば夢は近づくと信じ、日々、目標に向かって精進しています」

「筋の通った信念があれば人生はぶれず、苦労も苦労と思わずに目標に向かって進めると思います。好きなことは続けていれば、やがて実力になると信じて毎日、仕事も趣味も頑張っています」

「シュリーマンは、父親の読み聞かせから感じた直感を信じ、その道を突き進みました。私たちも子どものころに直感を得ているはずですが、日々の生活や環境などに流されて、やがて忘れてしまうことが多々あります。子どもが若いころの直感を持ち続けられるような教育をしていくつもりです」

という意見が出ました。

人は皆、生きていれば、さまざまな試練や苦難に出合います。それらは壁となって、目の前に立ちはだかることもあるでしょう。しかし、信念に基づいて努力をすれば、少しずつでも目標に近づくことができます。また、次第にどのような努力が必要かもわかってくるでしょう。そうすれば、試練や苦難の向こうにある、素晴らしい未来に進むことができるのです。
                     
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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