本日の朝礼は「ひと言千金」です。

2017年3月10日(金)

おはようございます。

Mさんは、ショッピングセンターでエレベータに乗っていました。ある階でドアが閉まる寸前に、男性が走ってくるのが見えたので、ボタンを押してドアを開けました。乗り込んできた男性は、Mさんに「ありがとうございます。助かりました」と笑顔で言いました。そのひと言を聞いて、Mさんは爽やかな気持ちになりました。「ありがとうございます」や「すみません」という言葉は、相手を思いやる気持ちを表現したものです。

社内では、

「先日、電車で高齢の方に席を譲ったところ、その人は譲ったときだけでなく、電車を降りるときにも『ありがとうございました』と丁寧に言ってくれました。すがすがしい気持ちになったので、これからも感謝の気持ちを言葉で伝えたいです」

「『すみません』という言葉は、さまざまな状況で使えるため、便利である一方、単に言っておけばいいとか、わざとらしくなりがちです。本当に使うべき状況のときに使わなければ意味がないと感じました。注意します」

「ひと言は、絶妙のタイミングで言わなければ効果は薄れてしまいます。そのためには、日頃から、身近な人にでも、思いやる気持ちを表現する言葉を使っておくべきです。そうすれば、行動とともに自然とその場に適したひと言が出てくるはずです」

という意見が出ました。

現代では、ひと言が必要なときに、何も言わないような人が多いように思われます。「お先にどうぞ」や「失礼します」といったさりげないひと言が、自然に言えるかどうかが、その人の人間性を表しているといえます。今一度できているか反省し、できていない場合は、今日から忘れずに始めましょう。
              
今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

月刊朝礼

『月刊朝礼』は、中小企業の「人づくり」を成功させる朝礼専門の冊子です。

1日1話で心の「歯みがき」。毎日の朝礼を社員教育の時間に。

「感謝」「思いやり」「自立」「成長」を主なテーマにした1日1話の記事を、毎月1冊にまとめた朝礼専門の月刊誌です。1年間で12冊365日分を毎月お届けします。やる気を引き出し、成長を促す前向きな記事は、朝礼での活用に最適です。
毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。