本日の朝礼は「重いものほど軽々と」です。

月刊朝礼_コミニケ出版_20151208おはようございます。

茶道を習い始めたMさんは、先生から、お客さまの前での作法について、次のように教えてもらいました。

「茶杓のように軽いものを扱うときには、重いものを持つときのように慎重に持ち上げなさい。逆に茶釜のように重いものを持つときは、軽々と見えるように持ちなさい」

これは、所作を美しく見せるとともに、相手に気を遣わせないようにする教えです。

Mさんは、この教えが仕事にも通じることに気づきました。
お客さまから依頼された仕事が、簡単なものであっても決して軽く扱わず、難しい場合は大変そうな素振りを見せないということです。

社内では、

「自分自身を振り返ってみると、簡単な仕事はつい後回しにしてしまったり、難しい仕事は引き受けるのを渋り、相手を不安にさせてしまったりすることがあると反省しました。最も大切なのは、お客さまに喜んでいただく商品やサービスを提供することです。そのことを念頭に置いて、簡単な仕事はより慎重に、難しい仕事もさりげなく、実施することが大切だと思いました」

「私は、お客さまからいただいた仕事を、軽いや重いという判断で考えたことはありません。どの仕事もいつも一生懸命に取り組んでいます。しかし、知人のなかには、簡単な仕事は適当に済ませるという人もいるため、簡単な仕事にこそ落とし穴があると考えて、難しい仕事同様に慎重に取り組む姿勢が大切だと、あらためて気を引き締めました」

「営業担当ですが、難しい仕事ほどさりげなくできる人はスマートで素晴らしいと感じます。私は、お客さまに納品するときに、社内の人間や自分が苦労した点を、つい口に出してしまうことがあります。しかし、上司は、大変だったことなどおくびにも出さず、商品の良さだけをさらっとお客さまに伝えます。そうすることで、お客さまに安心感を与えることができますし、信頼感から次の仕事につながると感じました。上司を見習って、苦しい過程を経た仕事ほど当然だという素振りで、商品のメリットを伝えるつもりです」

という意見が出ました。

一般的に、茶道にはおもてなしの要素の全てがあるといわれています。そのため、社員教育に、茶道を取り入れる企業もあるほどです。

茶道の精神の1つに「一期一会」があります。一度きりの出会いを大切にしなさいという意味です。全ての出会いに感謝の念を持つことで、よりこの言葉の意味は深みを増します。

仕事も同じです。どんな仕事でも、その仕事は一生に一度のこと。常に全力で取り組むべきです。相手に感謝し、気を遣わせずに、精いっぱいの努力をして、質の高いサービスを提供すれば、長く付き合える関係になるはずです。

信頼を築くためにも、簡単な仕事は慎重に、難しい仕事はさりげなくこなす心構えで、仕事にまい進していきましょう。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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