本日の朝礼は「慣れは恐ろし」です。

月刊朝礼_コミニケ出版_20160120おはようございます。

初めて人前でスピーチをするために原稿を書くとき、資料を調べたり、関係者に話を聞いたりして、入念に準備をします。情報を参考にして、丁寧に原稿を書き、完璧なものに仕上げていきます。そうすることで、スピーチは成功するのです。

しかし、場数を踏んでくると、入念に準備すべきことが大切であることはわかっていながら、手を抜くことがあります。

慣れは、怠惰や思い上がりの気持ちを起こし、失敗につながる一里塚です。新入社員のころは丁寧に行っていた仕事も、時間の経過とともに疎かになっていませんか。今一度、初心を思い出して、慎重に取り組みましょう。

社内では、

「身につまされる内容でした。たとえば自動車の運転も、免許を取ったばかりのころは、あらゆることに注意をし、慎重に行いますが、慣れてくると安全確認を怠ったり、スピードを出し過ぎたりして、大きな事故を起こしてしまうものです。仕事も、慣れてきたときほど、安易に取り組んでしまい、大きなミスを起こしてしまいます。もう一度、基本に立ち返り、手順に従って、丁寧に行うように心掛けます」

「仕事では、限られた時間内にさまざまな業務をこなさなければいけないため、慣れによるスピードアップや効率化は必要です。しかし一方で、慣れは手を抜くことにつながる恐れがあります。あの仕事は簡単なので適当にすればよいとか、あの人はよく会うので急いで伝えなくてよいなど、慣れからくる手抜きは、仕事の完成度や態度に表れます。日々、あらゆることに、きちんと誠実に対応することが大切だと感じました」

「先輩は几帳面な人で、どんなに慣れている仕事でも、きちんと手順に沿って実施していきます。たとえ急いでいるときであっても、入念に手順通りに確認を行います。理由を聞くと、以前、手を抜いたばかりに大きな失敗を起こし、その後処理にとても苦労したためだといいます。先輩を見習って、簡単な業務でも手を抜かないようにしようと思いました」

という意見が出ました。

慣れるということは、経験を積み、習熟してくることでもあるので、悪いことではありません。しかし、慣れることで油断が生まれることがあります。そうすると小さなミスや問題点に気づきにくくなるのです。作家の芥川龍之介は、どんなに短い講演会にも、一言一句間違いがないように、分厚い書物を持って臨んだといいます。どのような状況でも十分な準備をした姿勢は見習うべきです。慣れてきたと思うときこそ、「これくらい大丈夫」ではなく「ミスをするかもしれないぞ」と思い、気を引き締めて取り組むことが大切です。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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