本日の朝礼は「『バランス』と『運』」です。

2017年6月20日(火)

おはようございます。

元フィギュアスケート選手の髙橋大輔さんは、バンクーバー五輪での銅メダル獲得をはじめ、輝かしい成績を残しています。髙橋さんは現役時代を振り返り、「大事なことはバランスと運です」と語っています。「メダルを獲りたい」という意気込みは必要ですが、思いが強すぎると不安や焦りが生まれ、思い切ったジャンプができなくなります。強い思いにとらわれすぎないよう、心の「バランス」を取ることが大事なのです。そして、素晴らしいコーチや信頼できる人と出会う「運」も必要だといいます。

社内では、

「一流のアスリートでも練習ではうまくいくのに、本番では気負いすぎて失敗することがあると聞きます。そのためには意気込みだけでなく、平常心でいることが大切だと学びました。自分の力が出せているときはリラックスしているときです。そのときは自信に満ちているときなので、平常心でいられるよう、自信の裏付けとなる努力を日々続けていきます」

「忙しかったり疲れたりして心のバランスが崩れたときは、普段してもらっているありがたみを忘れがちになります。母親がご飯を作って遅くまで待ってくれていることにあらためて感謝し、謝意を伝えることで、自分の運も上がってくる気がします」

「意気込みがなければ目標は達成しにくいです。一流になればなるほど、失敗したらとか負けたらと考えてしまい、プレッシャーが大きくなります。しかし、プレッシャーを受けている状態を理解してくれる人が周りにいるだけで乗り越えられ、自信や幸運につながっていくと思います」

という意見が出ました。

 相撲で「稽古場では本番のように、本番では稽古場のように」という言葉があります。力みを抜いたほうが、本来の実力を発揮できるということです。心の「バランス」を取ることと「運」があることは全く別の要素に見えますが、これらはつながっています。心を落ち着かせ、客観的に自分を見つめることで、初めて幸運に気づくことができるからです。また、2つの要素を味方に付けることで、自然と自信が生まれるのです。

今日もみんなで「ついてる!ついてる!」

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毎日の「歯みがき」の習慣が健康な歯につながるように、毎日続ける「朝礼」の積み重ねが従業員の心を成長させ、良い社内風土をつくります。